大雨の影響で最近水没修理が増えております・・・

 

今回ご紹介するのは、以前にもご紹介しております水没修理についてです。

最近大雨の影響で結構お問い合わせがあるのですが、直接濡れていないのに・・・

といった場合でも水没されている方もいらっしゃいますので、

改めて注意喚起も含めてご紹介いたします。

 

・どうして水没しているか・・・

直接濡れてという方もいらっしゃいますが、ほとんどの方はズボンのポケットに入れていてなってしまった

と男性の方が多いように感じられます。

 

中に入れているのに？と思われるかもしれませんが、大雨でズボンまで濡れている状態を想像してください。

中に入れていても、浸水していて画面がビショビショに濡れていたり、

少しポケットの中が蒸れているなんてことありませんか？

短時間であれば問題ないのかもしれませんが、すぐに対処できない状態ですとそれが長く続きますよね。

そうすると内部に浸水したり、水蒸気が原因で水没することも。

 

その結果・・・

 

画面のタッチができない、カメラレンズが曇っている、起動ができないなどなど

 

このような症状が出てからご相談されることが多く、もしかしたら・・・という方は多いです。

案の定中を開いてみると程度は様々ですが、内部に水があったり、

乾いていても入っていた痕跡があるものであったりと、明らかに水没していました。

 

タッチができなくなっているのは、水没が原因でパーツが故障しているもので、

カメラレンズの曇りに関しても内部が蒸れた状態で、本体はまだ大丈夫なことが多く、

今後の使用は難しくなるかもしれませんが、まだ何とか・・・という状態ですね。

 

ただ起動ができないものに関してはどこまで直るかは本当に処置を行ってみないと

不明な部分が多いです。

 

ただし早めに処置を行えば救える可能性は上がります。

水没した場合はできるだけ早くご相談くださいませ。

 

・水没後の処置について・・・

ネットによく記述されていますが、結構でたらめなことも書いている場合があります。

水没した後はひとまずこれ以上被害を拡大しないように内部に残っている水分を除去する。

これしかありません。

 

起動ができないものに関してはかなりの確率で基板修理というものが必要にはなりますが、

基板修理が必要であっても、まずは水分除去を行う必要があります。

 

 

方法としては無水エタノールなどの気化しやすいアルコールを使って、

中に入ってしまった水と置き換えて乾燥させるという方法です。

詳しい原理に関しては割愛させて頂きます。

 

乾燥させるにはかなりの時間がかかりますが、時間をかければかけるほど中の水分は確実に

なくなっていくため、後々の不具合も起きにくくなります。

 

※一度水に濡れてしまっているので絶対に何も起きないという保証はできません。

極端な話、処置を行っても次の日完全に潰れてしまう可能性もあれば、何年経っても問題無いかもしれません。

こちらは先程出てきた基板修理に関しても同じです。

 

基本的にはデータを取り出すために、一時的に起動ができるようにするというのが目的ですので、

今後の使用というところまでの保証はできません。

 

それぐらい修理の中でも重症なものですので十分にお気を付けくださいませ。

 

 

水没しないようにするためにまずは水場を避けて頂くこと、特にお風呂場は直接つけなくても

蒸気で水没する可能性はありますので絶対にお控えください。

 

最後に・・・

水没後に絶対にやってはいけない行動は

 

・電源を点ける

・本体を振る

・ドライヤーで乾燥させる

これらの行動です。

より症状が悪化してしまう危険性がありますので、何もせず

そのまま修理店にご相談くださいませ。

 

 

今回はここまでといたします。

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

 

 

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